Vintage FM Synthesizer Tuners

Vintage FM Synthesizer Tuners

年代物の PLL シンセサイザーチューナの発売開始時期、価格などを電網検索にて調べ、表にしてみました。既にメーカーのサイトには情報がないので、掲示板等の怪しい情報も参考にしています。よって、多少の誤りはあると思います。

年代物とは言っても、1980年代はオーディオ全盛期なので、現在の FM チューナより遥かに性能が良いです。名器が出現するのも1980年代です。
1980年頃よりパソコンが復旧し始め、それと入れ替わりにオーディオは衰退の道を歩み始めるのです。そして、20世紀末には日本製高級オーディオはほぼ死滅しました。残念なことです。
現在の FM チューナは安かろう悪かろうで、ちっとも良いのがありません。本当に良いチューナを使いたければ、中古で入手するしかありません。現在でもチューナの名器を製造しているのは Accuphase くらいしかありません。（値段は高いです。）

受信性能はバリキャップ数で大体決まります・・・4連以上あれば問題ありません。（4連バリキャップ以上のチューナなら IF 部もシッカリ作っているのが普通です。）音質は検波方式と MPX IC で大体決まります。

　   FM VC 数　：　FM フロントエンドのバリキャップ数
　FM 検波方式　：　PLL - PLL検波、PTL - PTL検波、QR - クォードラチュア検波、PC - パルスカウント検波、Ratio - レシオ検波、Seeley - フォスターシーレ検波
　  FM MPX IC　：　ICの型式、[DSC]とあるのはディスクリート回路

経験的に安いチューナでも「4連バリキャップ以上＋PLL検波」なら音が良いことが多いです。クォードラチュア検波は一般的に S/N が劣ります。（例外的として Pioneer F-757, F-777 のようにクォードラチュア検波であっても S/N が良い機種もあります。）レシオ検波とシーレー検波で良いものを作るにはコストがかかりますが、PLL 検波より音が良いことがあります。
MPX IC について・・・私的意見です
- LA3450, CXA1064 あたりは音が良いです。この2つの IC は同じ物です。その証拠に SONY ST-S333ESXⅡ には LA3450 を実装したものと CXA1064 を実装したものが存在します。ブロック図が同じでピン配列も互換です。
- uPC1223C, LA3350, HA11223 は無難な音が出ます。
- LA3401 はローコストクラスに使用されますが、音は良いです。
- LA3410 は LA3450 のサブセットのような構成になっています。 Accuphase T-107 に採用されています。
- KENWOOD の高級チューナ D-3300T, KT-3030, KT-2020 で AN7418S が使われていますが、この IC は元々カーオーディオ用で、単体では性能が出ません。付加回路を加えることで高級に相応しい性能が出ます。
- Pioneer F-120, F-120D ではパルスカウント検波段と MPX 段の境界が明確ではありません。パルスカウント検波から MPX をデジタル処理によってダイレクトに L/R 分離するような方式です。位相ズレがしにくく、この効果でセパレーションは軽く 70dB を超えます。優れた方式です。
各項目に「*」とあるのは、不明または未調査項目です。

評価は、私の環境による私の評価です・・・ですから、ご参考です。経験的に FM フロントエンドが4連バリキャップ以上なら◎か○、3連バリキャップなら△か×になりやすいです。

　◎　：　超優秀　　（お奨めできます）
　○　：　優秀　　　（お奨めできます）
　△　：　並　　　　（お奨めできませんが、どうしても使いたいなら、なんとか使えます）
　×　：　性能不足　（お奨めできません）

発売年	メーカー	型式	値段 (円)	FM VC 数	FM 検波方式	FM MPX IC	関連文書	評価	備考
1978	Accuphase	T-104	250,000	5	QR	*	カタログ		同社 PLL シンセサイザーチューナの初号機
1978	Lo-D	FT-8000	75,000	5	QR	HA11223W	Schematic	○	同社 PLL シンセサイザーチューナの初号機同社のフラグシップ機
1978	SONY	ST-J60	54,800	4	QR	KB4437	取扱説明書	△	愛くるしい癒しデザインスペックは並だが、なぜか？満足感ある音質・性能
1978	SONY	ST-J88	160,000	6	Ratio	HA11223	取扱説明書技術解説書回路図 ST-88B Service Manual	◎	同社 PLL シンセサイザーチューナの初号機 Normal/Narrow それぞれ専用のレシオ検波
1978	SONY	ST-P7J	65,800	4	QR	KB4437	取扱説明書	△	ハーフサイズで素晴らしいデザイン測定器並みの強靭な筐体回路は ST-J60 とほぼ同じ
1978	TOSHIBA	ST-F15K	62,000	5	QR	TA7624P		△	マイクロコンポ用チューナだが意外と良い FM 専用機
1979	AIWA	S-R7	36,000	4	QR	HA12016		○	横幅25cm のコンパクト筐体デザイン、性能、音質とも良好
1979	Pioneer	F-D7	49,800	4	QR	PA1001A		○	クォードラチュア検波機としては性能が良いデザインが上品・・・コレクションに値する
1979	SONY	ST-636	*	4	QR	CX178	Service Manual	△	大型 FL 管ダイヤルスケールが綺麗・・・コレクションに値する性能もまあまあ良好
1979	SONY	ST-J55	49,000	4	QR	KB4437	取扱説明書	△	ST-J60 と同等性能
1979	Technics	ST-S8	98,000	7	QR	uPC1161C	Block Diagram	×	ともかく作りが最悪。高級感なし
1980	Accuphase	T-105	120,000	6	QR	HA11223	取扱説明書カタログ英文カタログ	◎	FM 専用高級機。高級感のある素敵なデザイン。基本に忠実に作られた大人のチューナ。
1980	PHILIPS	22AH 109/20	*	4	QR	uPC1161C		△	マイクロコンポチューナだが意外と良い受信性能も音も良い
1980	SONY	ST-J75	67,000	5	Ratio	HA11223	取扱説明書 Service Manual	◎	ダイレクトコンパレータ搭載1号機飽きのこない良いデザイン受信性能・音質は満足できる
1981	LUXKIT	A503	39,800	4	QR	uPC1235C	回路図カタログ	△	キットとして成功している性能と音質
1981	Pioneer	F-780	49,800	4	PC	PA4006		○	Pioneer のパルスカウント検波初号機フロントエンドが豪華受信性能・音質は優秀
1981	Pioneer	F-X50	*	3	QR	HA1156WP	Service Manual	×	チューナとしては全然ダメタイマー付ラジオとして使うべき
1981	SONY	ST-JX8	70,000	5	Ratio	uPC1223C		○	ST-J75 の改良型といわれるデザイン・音質とも ST-J75 のほうが上
1981	TRIO	KT-9X	64,800	5	PC	HA11223	取扱説明書 Service Manual	○	パルスカウント検波らしい良い音質 TRIO のシンセサイザーチューナで唯一のパルスカウント検波方式
1981	Victor	T-X7	54,800	4	PTL	HA11223	Service Manual	○	PTL 検波という珍しい方式 FM の音質は華やかさを抑えた良音
1981	YAMAHA	T-6a	44,800	3	*	*		×	感度イマイチ、動作遅い
1981	YAMAHA	T-70	62,000	4	Ratio	LA3380 + [DSC]	Service Manual	○	FM の音質はスッキリした音で、なかなか良い
1982	LUXMAN	T-400	49,800	4	QR	HA12016		△	デザインが良い
1982	LUXMAN	T-530	78,000	6	*	*			同社 PLL シンセサイザーチューナの初号機
1982	Pioneer	F-120	45,000	4	PC	PA5007	取扱説明書 Service Manual (1/2) Service Manual (2/2) Schematic (USA) Schematic (EURO)	○	受信性能はかなり良好
1982	SONY	ST-S555ES	65,000	5	Ratio	uPC1223C	Service Manual	○	FM 専用機
1983	Aurex	ST-S07	49,800	5	PLL	uPC1223C		◎	TRiO KT-770 と全く同じ
1983	ONKYO	T-435	48,000	4	QR	uPC1223C		△	T-437 と兄弟機アナログチューナの雰囲気を持った癒しマシンオーソドックスな回路構成だが音は良い
1983	ONKYO	T-437	69,800	5	PLL	uPC1223C		○	T-435 と兄弟機アナログチューナの雰囲気を持った癒しマシン
1983	Texhnics	ST-G7	73,800	4	PC	AN7471S MN4066B	取扱説明書カタログ Block Diagram Schematic Service Manual	○	パルスカウント検波らしい乾いた音歪感が少ない素晴らしい音ただし、音に個性がない
1983	TRiO	KT-770	49,800	5	PLL	uPC1223C	カタログ	◎	DLLD 回路内蔵硬めでクリアな音質で高性能
1983	TRiO	KT-1010	59,800	5	PLL	uPC1223C	取扱説明書カタログ	○	アナログチューナの雰囲気を持った癒しマシン KT-1010F より構成や部品が良い
1983	SONY	ST-JX310	(不明)	3	QA	LA3390	ST-JX310L Service Manual	△	非売品、日本向け型番にない、試作品か？意外と音はマトモ
1983	Victor	T-G90	49,800	4	QR	HA12016		△	タイマ機能付き受信強度を dB 表示
1983	Victor	T-X900	64,800	4	QR	uPC1161C		○	オーソドックスな回路構成だが音は良い受信強度を dB 表示
1983	YAMAHA	T-2x	98,000	5	Ratio	LA3380 + [DSC]	取扱説明書 Service Manual	◎	T-2000/T-2000W/T-2x は基本的に同一 TX-2000 とは違う細身のスッキリした音性能・音質とも高級仕様
1983	YAMAHA	T-750	39,800	3	Ratio	LA3380 + [DSC]	取扱説明書	△	音は良い。 3連バリキャプが残念。
1983	YAMAHA	T-950	53,800	4	Ratio	LA3380 + [DSC]		△	音質的にスッキリしない。イマイチ。 T-2x や T-2000W 用の部品取り用途にはなる。
1983	YAMAHA	T-2000	74,800	5	Ratio	LA3380 + [DSC]	取扱説明書 Service Manual	◎	T-2000/T-2000W/T-2x は基本的に同一 TX-2000 とは違う細身のスッキリした音性能・音質とも高級仕様
1983	YAMAHA	T-2000W	85,000	5	Ratio	LA3380 + [DSC]	取扱説明書 Service Manual	◎	T-2000/T-2000W/T-2x は基本的に同一 TX-2000 とは違う細身のスッキリした音性能・音質とも高級仕様
1984	Accuphase	T-106	145,000	6	DGL	*	取扱説明書カタログ		FM/AM 高級機 AM は同期検波
1984	KENWOOD	KT-727	45,000	4	PLL	HA11223		○	KT-929 の DCC を省いたような構成電源トランス、電源基板、チューニング基板は同一 DLLD 回路内蔵さわやかで解像度のある音質で高性能
1984	KENWOOD	KT-880	45,000	4	PLL	uPC1223C		○	必要十分な性能と音質 KT-880F より構成や部品が良い
1984	KENWOOD	KT-929	59,800	5	PLL	HA11223	取扱説明書	◎	隠れた名器 DLLD, DCC 回路内蔵さわやかで解像度のある音質で高性能
1984	KENWOOD	KT-1010Ⅱ	59,800	5	PLL	uPC1223C		○	型名以外は KT-1010 と全く同じ
1984	KENWOOD	KT-2020	74,800	5	PLL	AN7418S + [DSC]	取扱説明書カタログ	◎	ケンウッドらしい硬めでクリアな音質で高性能
1984	KENWOOD	KT-3030	120,000	6	PLL	AN7418S + [DSC]	取扱説明書 Service Manual Schematic	◎	FM 専用高級機一般メーカでは超高級クラス相当の優秀機
1984	ONKYO	MT-1000	55,000	4	QR	uPC1223C		△	T-435 とほぼ同じ構成オーソドックスな回路構成だが音は良い
1984	Pioneer	F-100D	36,800	3	QR	PA5007		△	エントリ機にしては性能も音質も良い
1984	Pioneer	F-120D	49,800	4	PC	PA5007	Schematic	○	スウェーデン国立放送局のモニター機に選定された実力機
1984	SANSUI	TU-S707X DECADE	54,800	5	*	*	取扱説明書	○	性能・音質は申し分なし
1984	SONY	ST-S333ES	49,800	4	PLL	LA3400		○	ST-S333ES シリーズの初号モデル SONY で PLL 検波採用の1号機と思われる受信性能や感度は良好
1984	Victor	T-X500	39,800	5	QR	LA3400		△	5連バリキャップフロントエンドを持った実用機受信強度を dB 表示
1985	Accuphase	T-107	99,800	6	DGL	LA3410	取扱説明書カタログ英語カタログ	◎	FM 専用高級機
1985	KENWOOD	KT-747	42,000	4	QR	uPC1223C		○	ケンウッドらしい硬めでクリアな音質
1985	KENWOOD	KT-880F	45,000	4	PLL	LA3350		○	低級機だが素晴らしい性能全自動なので使いやすい
1985	KENWOOD	KT-1010F	59,800	5	PLL	LA3350	取扱説明書	○	中級機だが素晴らしい性能、高機能
1985	SANSUI	T-E500	27,000	3	QR	BA1332		×	性能・音質とも良くない
1985	Technics	ST-G4	39,800	3	QR	*		△	まったりしたマイルドトーン受信強度を dB 表示
1986	KENWOOD	D-3300T	140,000	5	PLL	AN7418S + [DSC]	取扱説明書 Service Manual	◎	保有チューナ中で最高価格品 KENWOOD 最後の FM 専用高級機
1986	KENWOOD	KT-1100D	74,800	5	PLL	LA3350	取扱説明書カタログ (その1) カタログ (その2)	◎	KENWOOD 最後の高級機硬めでクリアな音質で高性能
1986	KENWOOD	KT-V990	59,800	5	PLL	LA3350	カタログ Block Diagram Schematics 1 2 3 4 5 6 7 8	◎	TV 音声チューナ付硬めでクリアな音質で高性能 KT-1100D と変わらぬ性能でお買い得
1986	Nakamichi	ST-70	130,000	6	QR	LA3380		○	Schotz Noise Reduction システム搭載 FM フロントエンドと IF 部が豪華 QR 検波部が普通レベルなのが残念
1986	ONKYO	T-445XX	43,000	4	PLL	uPC1161C		○	中身は T-445XG と同じ、音も同じ全体的に音が甘い（輪郭がハッキリしない）ぼやけたような感じが気になる音質操作方法は T-445XG の取扱説明書を参考
1986	SANSUI	TU-α707	59,800	4	PLL	LA3450		◎	ガラスエポキシ基板、海外型名は TU-X701 受信性能・音質とも良い
1986	SONY	ST-S333ESX	49,800	4	PLL	CXA1064	回路図	◎	名器 ST-S555ESX の弟でソックリな外観性能・音質は申し分なし
1986	SONY	ST-S555ESX	74,000	5	PLL	uPC1223C + [DSC]	取扱説明書 Schematic Service Manual	◎	ES シリーズのチューナの最高級機マルチパスメータ、アンテナ A/B 切換搭載素晴らしい受信性能と解像度の高い安定した音質
1987	AUDIO DYNAMICS	T-1	*	4	QR	LA3410		○	Schotz Noise Reduction システム搭載構成の割には不思議に良い音
1987	KENWOOD	KT-V880	45,000	4	QR	LA3401	カタログ KT-880D Service Manual	△	WIDE 時の性能は○ですが、NARROW 時は× 総合的には△が妥当
1987	Pioneer	F-505	29,800	3	QR	AN7470		△	ローコスト機そのもの
1987	Pioneer	F-717	59,800	4	PLL	PA5007	Service Manual	◎	Pioneer シンセサイザーチューナの最高峰メンテナンス性はかなり悪い
1987	SANSUI	TU-α507i	45,000	4	QR	LA3410	TU-X501 Service Manual	○	輸出モデルの TU-X501 と外観は同じ (回路構成はやや違う) 受信性能・音質とも良い
1987	SANSUI	TU-α707i	59,800	4	PLL	LA3450		◎	TU-α707 と全く同じ、海外型名は TU-X701 ガラスエポキシ基板、受信性能・音質とも良い
1987	SONY	ST-S333ESXⅡ	49,800	4	PLL	LA3450 or CXA1064	取扱説明書カタログ	◎	性能・音質が素晴らしい
1987	Technics	ST-G60	39,800	4	QR	*		△	感度はそこそこ良い、まったりしたマイルドトーン受信強度を dB 表示
1987	Victor	FX-711	49,800	5	PLL	LA3450	取扱説明書 Schematic Service Manual	◎	素晴らしい性能と音質受信強度を dB 表示
1987	YAMAHA	TX-500	34,800	4	QR	LA3401	取扱説明書	△	表示系が豪華。最低限の受信性能は確保、音質も並以上
1987	YAMAHA	TX-900	49,800	4	Ratio	LA3450	取扱説明書 Schematic Alignment	○	柔らかい音の中に解像度がある良音 PLL 検波チューナとは明らかに違う音質
1988	A&D	DA-F9000	59,800	5	Seeley	[DSC]	取扱説明書 Technical Document Service Manual	◎	FM は高性能で音の解像度が良い FM 音質は高品位という表現がピッタリ AM も高感度・高音質
1988	SONY	ST-AV900	59,800	3	QR	LA3401		△	FM/AM/TV チューナ FM チューナとしては並レベル TV チューナは優秀、ビデオ出力もあり
1988	SONY	ST-S222ESR	36,900	3	QR	CXA1064		△	感度や妨害電波排除能力はマアマア音質は低域の量感がないスカスカの音
1988	Technics	ST-G90	59,800	7	PLL	uPC1223C		○	ステレオセパレーションと音質は良好スッキリとした解像度のある音 ST-G900 と同等性能、受信強度を dB 表示 ST-G900 の取扱説明書がある程度参考になる
1988	YAMAHA	TX-700	39,800	3	QR	BA1332		△	FM 受信性能がイマイチ
1988	YAMAHA	TX-2000	100,000	5	Ratio	LA3433 + [DSC]	取扱説明書 Owners Manual Service Manual (1/2) Service Manual (2/2) カタログ	◎	保有チューナ中で最高の豪華デザイン YAMAHA 最後のフラグシップ高級チューナ *値段は発売当初のもの。1989年の消費税法導入に伴う　物品税(10%)廃止で 91,000円に改定された
1989	DENON	TU-380R	30,100	3	QR	LA3401		△	操作性イマイチ
1989	DENON	TU-380RG	*	3	QR	LA3401		△	操作性イマイチ、外観は高級感あり
1989	KENWOOD	KT-5020	30,000	4	PLL	LA3401	Owners Manual Schematic カタログ (その1) カタログ (その2)	○	MPX の構成が少し弱い以外は優秀スッキリした乾いた良い音質
1989	KENWOOD	KT-7020	50,000	5	PLL	LA3361	取扱説明書カタログ (その1) カタログ (その2) Block Diagram	◎	TV 音声チューナ付 KT-V990 と変わらない構成
1989	Marantz	ST-50	35,000	4	Ratio	LA3450	Service Manual	○	値段に似合わない高音質高級機に迫る優秀機
1989	Marantz	ST-54	36,900	4	Ratio	LA3410	Schematic	○	Marantz デザインが堪らない
1989	ONKYO	T-445XG	39,800	4	PLL	uPC1161C	取扱説明書	○	中身は T-445XX と同じ、音も同じ全体的に音が甘い（輪郭がハッキリしない）ぼやけたような感じが気になる音質
1989	Panasonic	ST-G560	26,500	4	QR	AN7472S		○	ST-G60 よりグレードが上、感度は良いまったりしたマイルドトーン、受信強度を dB 表示
1989	SANSUI	TU-α707EXTRA	54,700	4	PLL	LA3450		◎	TU-α707 と全く同じ、海外型名は TU-X711 ガラスエポキシ基板、受信性能・音質とも良い
1989	SONY	ST-S333ESG	49,800	4	PLL	CXA1064	取扱説明書 Service Manual	◎	ST-S333ES シリーズのベースモデル性能・音質は文句なしに良い
1990	Accuphase	T-11	120,000	5	DGL	LA3401	カタログ		FM 専用高級機 T-108 の小型化版
1990	Accuphase	T-108	120,000	5	DGL	LA3401	カタログ	◎	FM 専用高級機、T-109 とほとんど同じ
1990	Pioneer	F-757	50,000	4	QR	PA5007	取扱説明書 Service Manual	○	受信性能はマアマア、QR ですから・・・
1990	Technics	ST-G99V	69,800	4	QR	AN7470	取扱説明書	○	FM は Panasonic ST-G560 のサブセット
1990	YAMAHA	TX-100	39,800	4	Ratio	LA3401	取扱説明書	○	値段から考えられない性能や音質がある
1991	KENWOOD	KT-6040	45,000	6	PLL	LA3450	取扱説明書 Service Manual	○	受信性能と音質は高級機クラス FL 表示器のグレードが低く寿命が短い FL 表示器の問題がなければ◎だった
1991	Marantz	ST-40F	28,000	3	QR	TEA5581		△	ローコストクラスそのものの音質と性能 MPX IC は珍しい PHILIPS TEA5581
1991	Nakamichi	Tuner 2	49,800	3	QR	LA3450	取扱説明書	○	Nakamichi ファン感涙のチューナで、デザインは秀逸 3連バリキャップだが感度と妨害波排除能力は良好音質は安定感のある明瞭だけれどソフトな音
1991	SANSUI	TU-α707R	53,800	4	PLL	LA3450		◎	TU-α707 と全く同じ、海外型名は TU-X711 ガラスエポキシ基板、受信性能・音質とも良い
1991	SONY	ST-S222ESA	29,800	3	QR	CXA1064	取扱説明書	△	感度や妨害電波排除能力はマアマア音質は低域の量感がないスカスカの音
1991	SONY	ST-S333ESA	55,000	4	PLL	CXA1064	取扱説明書回路図	◎	ST-S333ESG のマイナーチェンジモデル性能・音質は文句なしに良い
1991	Technics	ST-G900	100,000	7	PLL	uPC1223C	取扱説明書カタログ	○	松下最後の高級チューナ受注生産モデル、海外モデル名はST-G90 日本版 ST-G90と同等性能、受信強度を dB 表示
1992	DENON	TU-280	32,000	3	QR	LA1851N	取扱説明書	△	音が飛び出してこない。一歩下がって鳴っている感じ。 AM stereo 対応
1992	KENWOOD	KT-3050	29,800	4	QR	LA3401	取扱説明書 Service Manual Schematic	○	個性がないが性能は良い FL 表示器のグレードが低く寿命が短い
1992	Pioneer	F-777	55,000	4	QR	PA5007	カタログ	○	FM 受信性能はマアマア、QR ですから・・・ AM 受信性能は優秀、AM stereo 対応
1993	Accuphase	T-109	150,000	5	ADGL	LA3401	カタログ	◎	FM 専用高級機、T-108 とほとんど同じ
1993	KENWOOD	KT-6050	45,000	5	PLL	LA3450	取扱説明書	○	KENWOOD らしい良い音質受信強度を dB 表示、AM stereo 対応 FL 表示器のグレードが低く寿命が短い
1993	Pioneer	F-03	24,800	4	QR	AN7470	取扱説明書	AM ◎ FM △	AM stereo チューナとして超優秀機オマケの FM チューナもなかなか
1993	Pioneer	F-C3	20,000	4	QR	AN7470		AM ◎ FM △	AM stereo チューナとして超優秀機同社の F-03 とほぼ同じ回路構成
1993	SONY	ST-S333ESJ	55,000	4	PLL	CXA1064		◎	ST-S333ESA のマイナーチェンジモデル AM stereo 対応
1994	DENON	UTU-F88	*	3	QR	LA3410		△-	AM stereo 対応
1994	SANSUI	TU-α517XR	45,000	3	QR	LA3410	取扱説明書	△	受信機としての性能は並だが、不思議に音は良い AM stereo 対応
1994	SONY	ST-SA5ES	55,000	4	PLL	CXA1064	取扱説明書	◎	SONY 最後のマトモなチューナ ST-S333ESJ から大幅なデザイン変更受信性能も音も良い、AM stereo 対応
1994	Technics	ST-GT550	32,800	3	QR	AN74N72S	取扱説明書カタログ	△	デザインと音質は良い。性能も3連 VC としては頑張っているほう。ST-G560 のほうが性能は上。
1995	KENWOOD	KT-2060	22,000	3	QR	LA3401	Service Manual	△	音質は硬めでスッキリ感がある KENWOOD トーン AM stereo 対応
1995	Marantz	ST-46F	28,000	4	QR	LA3410	取扱説明書	△	受信性能は良い音質はソフトでナロー傾向 AM stereo 対応
1995	YAMAHA	TX-480	19,800	4	QR	LA3401	取扱説明書	○	19,800円とは思えない性能と音質がある
1996	DENON	TU-290	28,000	3	QR	LA3401			AM stereo 対応
1996	DENON	TU-290G	32,000	3	QR	LA3401			AM stereo 対応
1996	ONKYO	T-422M	25,000	3	QR	LA3401		△	柔らかめの音質 AM stereo 対応
1997	KENWOOD	KT-3080	32,000	3	QR	LA3401		△	音質は硬めでスッキリ感がある KENWOOD トーン AM stereo 対応
1997	ONKYO	T-424	29,000	3	QR	AN7470			AM stereo 対応
1997	SONY	ST-SA50ES	40,000	4	QR	LA3401	Owners Manual	○	ST-SA5ES より大幅グレードダウン。しかし、QR 検波にも関わらずなかなか健闘している。性能も音も合格。
1997	YAMAHA	TX-492	19,800	3	QR	LA3401	取扱説明書	△	AM stereo 対応
1999	Accuphase	T-109V	170,000	5	ADGL	*	カタログ		FM 専用高級機
2001	ONKYO	TX-405TX	12,000	3	QR	LA1837	取扱説明書 Service Manual	×	LA1837 の1チップで全てを構成するカーラジオみたいなチューナ
2005	Accuphase	T-1000	280,000	RF 4段	ADGL	*	カタログ		FM 専用高級機
2009	Mr. Hayashi	FPGA FM Stereo Tuner	21,580	RF 4段	DSP	DSP MPX	回路図セミナー資料トラ技2009-12	◎	FM 専用超高性能機 DC (Direct Conversion), ZeroIF DDC (Digital Down Conversion) DSP Detector, DSP MPX
2010	Accuphase	T-1100	330,000	RF 4段	DSP	DSP MPX	カタログ		FM 専用超高級機 DDS-OSC, デジタル復調, DSP MPX
2014	Mr. Hayashi	Full Coverage FPGA FM Stereo Tuner	21,580	BPF	DSP	DSP MPX		◎ ◎	FPGA FM Stereo Tuner の改良型で FM 専用超高性能機 76～95MHz 受信可能になったオーディオ全帯域でステレオセパレーション 80dB 以上に向上 S/PDIF 解像度 24bit に向上シリアル設定モード追加・・・任意の周波数を受信可能